Miscellaneous Notes

三菱よりBardahl oil 新製品の案内がありました。

勿論、近日中に取扱いの予定です。昔ドイツの取引先で、こんな話を話を聞いた事を思い出しました。現在いろいろと発売されている高性能オイルやエンジンの添加剤のルーツは旧独軍の苦肉の策だそうです。第二次世界大戦の北アフリカ戦線のロンメル軍団の快進撃に英軍や米軍は苦戦し、なぜロンメル軍団の戦車や装甲車両は、北アフリカの酷暑の砂漠地帯の中で補給、メンテナンス無しで自由自在に暴れ回れたのか不思議に思っていたそうです。当時、砂漠地帯での戦闘は2会戦が限度であり、英軍や米軍の戦闘車両は後方に送り返しエンジンのオーバーホールや整備をしないと再投入は不可能との事だったようです。しかしながら空からの補給も絶たれた旧独軍の戦車軍団は補給、整備なしで自由に走り回り英軍や米軍を驚かせたそうです。戦後、日本の航空技術や造船技術を徹底的に調べ上げたように、ドイツもアメリカを主体とする調査団に裸にされメカ技術はもとより補器類や油脂類も徹底的に調査をし、特に加給機器や油脂類に含まれている対エンジン用の添加剤にその秘密があったそうです。ピストンもリングもメタルもペタペタになり米軍規格では交換しなければならないのに、独軍の軍用オイルを入れると生き返り何事もなかったように走り出したそうです。あまりの変わりようにメンテナンス無しにて走り回っていた理由が理解できたそうです。特許も何もかも関係ありません勝てば官軍です。しかも戦争直後のことです。米軍調査団の中に多分 WとかBとかの関係者がいたのでしようか、その技術をパクルだけパクッタのが、今のアメリカ産業界(1985年当時)ですよとのことでした。なるほどと思いましたね。
戦後生まれの私ですが、取引先の社長にはこんな事もいわれました。
「前の大戦では失敗したけど、この次は日本ともっとうまくやろう」
と言われ、その社長も今は鬼籍の人となりました。 合掌
近日取扱予定 Bardahlオイル紹介ニュース